昨日、子供らに普段本を読ませたいということで古本屋に行きました。
様々なジャンルからテキトーに数冊選んだのですが、
柴犬の絵が表紙になっている本を発見したのでそれもチョイス
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これって有名な本なのでしょうか?
正直我が家では知っている人間はいませんでした。
中身は知らないですが、何やら感動お涙ものに違いないそんな感じで購入したのです(笑)

ちなみにこの本、実話のようですが30年ほど前の出来事です。
きっと当時はそれなりに話題にもなったんだと思います。

しかしです この内容、現代だったら飼い主炎上間違いなしなのです
簡単に言うと、家族の引っ越しの都合で遠い知り合いに預けるのですが、
家族を求めてかそこからすぐに脱走。
行方不明になって約2年後に家族のもとまで帰ってきましたとさ・・・。

どうですか皆さん??
この内容で感動できます??
確かに遠くから家族のもとに帰ってきたジロー君はすごいけど、
そもそも引っ越しの都合で手放すことをさえしなければ
ジロー君がそんな苦労することもなかったんですよ

今よりペットと同居できる家は少なかったかもしれませんが、
例え職場まで遠くなっても愛犬のために住居を考えてあげるのが
犬を人間社会に巻き込んだ人間の最低限の責任ではないでしょうか。
「息子が増えたような感じです」なんて家族のコメントもありましたが、
都合が変われば平気で人に預けてしまう、つまり"愛犬=もの"でしかない。

ジロー君は家族に捨てられた瞬間、その後の2年間どんな想いだったのでしょう・・・。
家族のもとに無事戻ったという結果だけではなく、
計り知れないほど心に傷を負っているはずなのです。
30年前の時代はそんなデリケートな部分には触れないです。
はっきり言って今だったら完全に総批判ですよね
30年前の本を引き合いに出して批判するのもどうかと思いましたが、
たまたま手にしてしまったばかりに、単なるつぶやきと理解してください。