夕方の散歩で珍しい体験をしてしまいました。
何度もこのブログで紹介している、近所でのキツネ出没騒動ですが
やはり公園から離れていないということが判明しました
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いつものように夕方散歩に出かけた時のことです。
すっかり雪も融けた例の『三里塚公園』の前を通ろうとしたのですが
公園に入っていくように道路をトコトコ横断する茶色い生き物が
冬の間は見かけることがなかったので、
その間に違う場所に行ってくれかな?なんて思っていましたが、
いやいや、住宅街の中でも堂々としたものでしたよ

ちゃろもキツネの存在にすぐに気付いて、
距離はありましたがお互いに見つめ合う時間が続きました。
去年のキツネ騒動で出ていた話しの一つが
犬や人間を威嚇してくるということでした
なので、なるべく近づかせるのは避けようと思いました。
幸いキツネは公園に入っていったので、それを確認して通り過ぎました。
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しか~し
後ろを振り返ったらまた公園から出てきて、ちゃろがいる側の歩道へ渡って来たのです
その距離約10mといったところでしょうか
しかも確実にこちらを意識してトコトコ小走りして来るのです・・・。
これはヤバい!!と思い、気にするちゃろをグイグイ引っ張りながら逃げました
住宅街の中へ入っていったのですが、キツネの追跡は終わりません。
まるで「ねぇ、遊ぼうよ♪」と言わんばかりの無邪気な追跡ではありました。
でもこちらとしては逃げるしかありません
そうしていると、自転車に乗った小学生たちがキツネを発見し
「あ~っ!キツネだ~っ!!」と追いかけ始めたのです。
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それはそれで可哀想だと思いましたが、その隙に逃げ切りました。
予定していた散歩コースはきっぱり諦め、公園周辺から離れました。
これだけ離れればもう安心です。
ただ、子供達に追われたキツネはどこへ行ってしまったのでしょう?

そんなことを何気に考えながら歩いていたその時です
直進しようとしている通りの約60m程先に見えたのです。
明らかに人間に散歩されているわけではない茶色い生き物の姿が
いや、見間違いか? まさかこっち側の住宅街までは来ないだろう?
しばらく様子を見ていると・・・。
やっぱりそれはキツネだったのです
ちゃろの存在に気付いているのか、さっきと同じ様にトコトコ小走りで向かってきます
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なんなんだこのホラー映画のような劇的な展開は(笑)
まるでホッケーマスクを被ってクリスタルレイクに遊びに来た人間を
無差別に殺害する、少年期に死んだのになぜか大男に成長して
死んだと思っても電気で蘇ったり、はたまた超能力者の念で蘇ったり、
長い爪で有名なホラー映画のキャラと夢の競演をしたり
いつの間にか宇宙に行ったりしている"彼"を思い出したお父さん。

何度も何度も後ろを振り返りながら、
違う道違う道へとエスケープし、なんとか家まで逃げ帰りました。
お父さんもちゃろも予定外の運動量となってしまったという

今回はちゃろがいる手前、キツネを脅威の存在として逃げましたが、
考えてみると、一番可哀想なのはキツネなんですよね。
一冬越してもこの辺りから離れることができていないのでしょうし、
人間に追われることだってあります。
隣りにいる、見た目キツネとさほど変わらないのに人間家族から
一心に愛情を注がれる茶色い生き物。
そこには飼い犬と野生のキツネといった絶対的な違いがあります。
同じ動物でもこんなに扱いが違うとは・・・、なんか切なくなりますね。