あれだけ雪が多かった冬も気が付いたら終わり、
愛犬と色々な場所で一緒に走り回れる季節となりました

去年、札幌では住宅街にキツネが出没すると話題になり、
その話題の中心が私達が住んでいる近所の公園でした

メディアでも報じられたキツネ問題

三里塚公園では犬を遊ばせる人が多いのですが、
キツネが出没してからは違う公園に行くようにしていると聞きますし
ちゃろもしばらく遊びに行っていません。
キツネの存在について回るのがやはり"エキノコックス"です。

もう北海道だけの問題じゃない!?犬のエキノコックス感染について

キツネがいるのは北海道なので、
エキノコックスの問題も基本的には北海道内の話しではあります。
しかし、本州でもエキノコックスが確認された事例はちらほらあるようです。

本州でのエキノコックス問題

先日、お母さんが平岡公園に梅林を見に出かけました。
もちろんちゃろも一緒に出かけたのですが、
平岡公園ではエキノコックス駆虫剤の散布を行っているようです
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それでは、駆虫剤の散布とはどのような形で行っているのか見てみます。

①駆虫剤散布の目的
キツネが恐いのはキツネという動物自体の存在ではなく
エキノコックス感染症という存在があるからなのです。
逆に言うと、野生のキツネがエキノコックスを持っていなければ
今まで以上に人間との共存がしやすいということになるのではないでしょうか?
つまり、そこら辺に駆虫剤が入った餌をまいて
それを上手く食べてくれれば体内からエキノコックスを排出してくれるということです

②駆虫剤として使う餌とは
平岡公園で行っている駆虫作戦で使用されているものは
『ベイト』という名前の固形状の餌になります。
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写真のようにコロッとした餌になっていて
魚粉や油脂類でできたものになっているようです
一応、犬や猫が食べてしまっても健康に影響はないということですが
散歩中の拾い食いには気を付けてあげた方が賢明だと思います。

③各自治体の取り組み
今回は近くの平岡公園における札幌の話しということになりますが
各自治体でも同様の取り組みは行われているようです。
以前動物病院の先生から聞いたお話しはニセコ町での取り組みでした。
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ニセコ町や倶知安町、黒松内町など羊蹄山麓の7自治体では
このような取り組みを行い、感染リスクの低減に成功しています。
先の長い話しでしょうが、各自治体がこうやって取り組むことで
キツネのエキノコックス保持率を下げていくしかないのでしょうね

~まとめ~
ちゃろは去年と同様、今月からエキノコックスの薬を開始しました
動物病院の先生の話しでは、意外と飼い主の意識が低いということでした。
しかし近年のように近所でキツネが見れてしまう環境に身を置いたら
意識せざるをおえないのではないでしょうか?
まずは愛犬をエキノコックスに感染させない
これを我々飼い主が徹底させていくことが重要なのではないでしょうか
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私の横では"キツネのようなもん"が寝ています